ローリング・ストーンズの中南米ツアーを追ったドキュメンタリー映画の新予告が公開

今年初旬に中南米ツアーを行ったローリング・ストーンズ。Photo by Dave J Hogan/Dave J Hogan/Getty Images

キューバでの歴史的ライヴへ向かうまでのローリング・ストーンズの旅路を描いたドキュメンタリー映画。

今年のはじめ、ローリング・ストーンズは中南米を回るツアーを行い、キューバ・ハバナでの歴史に残るライヴでツアーを締めくくった。そのすべての模様は、ドキュメンタリー映画『The Rolling Stones Olé Olé Olé! : A Trip Across Latin America』に収められている。

愛にあふれた熱狂的な観衆たちが、それぞれの国でバンドを歓迎した様子が同作の予告に収められている。バンドメンバーは拳を突き上げてガッツポーズを決め、空には花火が打ち上げられ、その裏ではストーンズの代表曲『悪魔を憐れむ歌』や『ギミー・シェルター』が鳴り響いている。

映画は、ストーンズが訪れた国々の音楽シーンにもフィーチャーしている。バンドが「アルゼンチンでストーンズの熱狂的ファンの文化について学んだり、ウルグアイで地元のドラマーたちを訪ねたり、ペルーのリマでアフリカ系ペルー人ダンサーたちのパフォーマンスを見たり」する様子も垣間見える。そして、予告映像に充満する群衆の歓喜の声がツアーの真髄を物語る。ある女性はスペイン語で、「ストーンズはここでは宗教みたいなものなの」と力説する。他にも、「ロックンロールを止めることなんてできるのか?」という問いかけに対し、「ロックに国境はない」と答える声が聞こえる。

ポール・ダグデール監督による本作は、9月16日金曜日にトロント国際映画祭でプレミア上映される。また、ハバナのライヴにフォーカスした作品『 Havana Moon – The Rolling Stones Live in Cuba』 も、9月23日の金曜日に上映される予定だ。

Translation by Sahoko Yamazaki

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