UFC、コナー・マクレガーのタイトル剝奪は行わず

8月20日(米現地時間)ラスベガス行われたUFC 202での試合後のコナー・マクレガー(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

ネイト・ディアスとの3戦目は当面お預けか??

UFC 202でネイト・ディアスを下してファイトマネー300万ドルを獲得したUFC最大のスター選手、コナー・マクレガーについて、UFCプレシデントのデイナ・ホワイトは、本来の階級であるフェザー級に戻って、ジョセ・アルドを迎え撃つタイトル防衛戦を行うようマクレガーにプレッシャーをかけた。ESPNの『スポーツセンター』に出演したホワイトが語った言葉は次の通りだ。「コナーはベルトの防衛戦を行わなければならない。さもなくばベルトを返上しろ」

当然マクレガーにとっては面白くない選択肢だ。すでにUFC 194でジョセ・アルドを記録的な短時間でノックアウトしたことを再度強調したマクレガーは、ベルトを剝奪するのであれば"フェザー級は葬り去られることになる"と語り、実際にそんなことが可能なのかと問うている。これに対してホワイトは発言をわずかに修正、マクレガーがベルトを返上する代わりに、現ライト級チャンピオン、エディ・アルヴァレスに挑戦してもよいと述べた。

さらにホワイトはここにきて、マクレガーがどうすることに決めたとしても、ベルトの剝奪は行わないと語った。とはいえ、マクレガーの次戦がディアスとの再々戦になる可能性はさほど高くなさそうだ。

「ベルトの剝奪はしない」とホワイトはNBCスポーツラジオで語っている。「決めるのはヤツだ。もっともヤツだって、いまやるべき試合がネイト・ディアス戦でないことは分かっているはずだ」

マクレガーの早期のオクタゴン復帰を希望するファンにとってはよい知らせ。まず、マクレガーはディアス戦の2日後には、もうジムに姿を見せている。また、マクレガーが杖(つえ)をつかないで歩いているところも目撃されている。おそらく負傷は思ったほど重くはないということなのかもしれない。UFC 202での試合後のマクレガーには、負傷により最大6か月間の出場停止命令が出されていたが、復帰はそれよりも早まる可能性があるということになる。

Translation by Tetsuya Takahashi

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