ビョーク、アバターとなって夢想的なニュー・アルバムを語る

優美でカラフルな妖精のアバターとなったビョーク

「確固たる意志をもつためにも、光を信じることが大事だと思うの」と、ビョークは語った。

9月1日の水曜日(英現地時間)、ロンドンのサマセット・ハウスで行われた「ビョーク・デジタル」展の内覧記者会見で、ビョークがアバターとなって登場した。アバターはモーションキャプチャの技術によって作られ、その映像は3Dゲーム・エンジンによってスクリーンに描写された。

ビョークは、生まれ故郷であるアイスランド・レイキャヴィークでXSensの慣性式モーションキャプチャ・スーツを着用し、そのデータがコンピューターを通じて3Dアニメーション・キャラクターのソフトウェアに転送され、アバターとなってロンドンに現れた。

報道陣との質疑応答の映像の中で、ビョークはユートピアについて意見を求められた。ニュー・アルバムはユートピアがコンセプトになっているそうで、ダークな世界観の前アルバム『ヴァルニキュラ』と対比される。

ビョークのアバターは優美でカラフルな妖精のようで、ビョークの動きを鏡で映し出すように連動した。ビョークは質疑応答の中で、悲観主義者と夢想家、どちらの主張にも一理あるが、前者は「ダークなものを呼び込み、あらゆる意味において黒い泥のようなもので自分自身を取り囲む」ことになると語った。一方で、楽観主義者と夢想家は「光を信じることで可能性が見えてくる。しばらくすれば、蒔いた種がやがて芽吹き、豊穣と光に包まれる」と語った。

「確固たる意志をもつためにも、光を信じることが大事だと思うの。私はそう信じてる」とビョークは語った。

「ビョーク・デジタル」展では、『ヴァルニキュラ』の曲を実験的なVR(バーチャル・リアリティ)作品で楽しめる。同展はこれまでに、オーストラリアのシドニー、東京で開催されてきた。ロンドンのサマセット・ハウスでは、9月1日〜10月23日まで開催中。

Translation by Sahoko Yamazaki

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