スティング、ニューアルバムより第一弾シングルをお披露目

スティングは間もなく発売予定の12枚目のソロ・アルバムから、パワフルな『アイ・キャント・ストップ・シンキング・アバウト・ユー』をシングル・カットしてリリースした。

スティングの12枚目のソロ・アルバムは、新曲『アイ・キャント・ストップ・シンキング・アバウト・ユー』でも分かるようにロック色の強いものだ。

スティングがパワーあふれる最新シングル『アイ・キャント・ストップ・シンキング・アバウト・ユー(原題:I Can’t Stop Thinking About You)』をお披露目した。殴りつけるような生音のエレキ・ギターと素早いスネア・ロール、そしてシンプルなボーカルによるサビで聞かせる1曲だ。この曲は、チェリーツリー/インタースコープ・レコードから11月11日にリリースされる、スティングの12枚目のソロ・アルバム『ニューヨーク9番街57丁目』(原題:『57th & 9th』)からの第一弾となるものだ。

ポリスのフロントマンだったスティングは、ロサンゼルスのラジオ局、KROQで8月31日、スタジオ・バージョンをお披露目した後、この曲をライヴ演奏した。Stereogumによると、スティングは「"シンキング・アバウト・ユー"は真っ白なページを眺めながらクリエイティブなインスピレーションが降りてくるのを待つことから始まった」と語った。

スティングは、クラシック音楽(2006年の『ラビリンス』)、ホリデー・ミュージック(2009年の『ウィンターズ・ナイト』)、ソロ時代の曲のシンフォニー・ヴァージョン(2010年の『シンフォニシティ』)、ケルティック・フォーク(2013年の『ザ・ラスト・シップ』)に手を出した後、『ニューヨーク9番街57丁目』でロック・サウンドに回帰した。

このアルバムのタイトルは、スティングが毎日スタジオへ通う際に横断するニューヨークの交差点の名前にちなんで付けられた。彼は、ツアー・メンバーのヴィニー・カリウタ(ドラムス)とドミニク・ミラー(ギター)、そしてテクスメクス・バンド、ザ・ラスト・バンドレーロスのジェリー・フエンテスとディエゴ・ナヴァイラら、少人数のコラボレーターたちと、このアルバムのレコーディングを行った。スティングは、毎日、何の材料も持たずにセッションに現れ、即興で作曲を行った。「全部お金がかかることだから、緊張感が増すのさ」と彼は話す。

「ほとんどの曲は衝動的な感じで作ったもので、1、2テイクでできたものなんだ。彼がこんなにロックになったのは、アルバム『シンクロニシティー』以来だと思う」と、このアルバムのプロデュースを手がけたキールセンバウムは語っている。

Translation by Kise Imai

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