ライオット・ガール・ムーヴメントのドキュメンタリーからラモーンズの結成を描いたフィクションまで、本誌編集部が選出する名作パンクムービーの数々

UKからLAに活路を見出したバンドのドキュメンタリー、ライオット・ガール・ムーヴメントの真実、ラモーンズを生んだ学校を舞台とするフィクションまで、ローリングストーンUS版編集部が選出するパンク史に残る傑作ムービー25作を一挙紹介!

巨大なロック産業におけるアンチテーゼとして誕生したパンクは、その商業的成功と引き換えに、いつしかその魂を失ってしまったが、エルヴィス、ビートルズ、ストーンズに影響を与えた音楽がそうであったように、パンクの軌跡を描いた映画が数多く誕生した。パンク史に刻まれたコンサートの記録やロキュメンタリー、尖ったDIY精神をテーマにしながらメインストリームで大きな成功を収めた皮肉的なインディー作品まで、本誌編集部が選出した史上最高のパンクムービー25作をカウントダウン形式で紹介する。1-2-3-4!

※ロキュメンタリー(rockumentary):ロックミュージックやそのミュージシャンについてのドキュメンタリー映画やテレビ番組

25位 『SLC Punk!!!』(1998年)

マシュー・リラード演じるスティーヴォーがパンクだとする声は多くないだろう。しかし郊外での退屈な生活にうんざりしている若者が、パンクとの出会いをきっかけに人生を一変させる物語を描いた本作には一見の価値がある。エクスプロイテッド、アドルセンツ、マイナー・スレット等が参加したサウンドトラックも話題を呼んだ。本作の脚本と監督を手がけたジェームス・メレンディーノは、自身が育った保守的なソルトレイク・シティに生きる孤独なバンドマンたちのリアルな姿を描くことで、多くの人々の共感を呼んだ。EGP

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