大麻はヘロインやエクスタシーと同様の危険性あり──アメリカ政府見解

ニューヨーク・タイムズ紙は、オバマ大統領がかつて「大麻はアルコールほど危険ではない」と発言したことを取り上げ、オバマ政権が研究用大麻の規制を緩和すると見ている。さらに、大麻を合法化しようという州レベルでの動きに対して司法省が介入していないことも根拠として上げている。

合法化の可能性が見られる中、まだ不満を持つ国会議員もいる。オレゴン州下院議員のアール・ブルーメナウワー(民主党)は、「今回の政府見解はつまり、麻薬取締局が規制緩和を納得していないということに他ならない。大麻をスケジュールIに分類したまま、患者や大麻ビジネスを州法や連邦法で縛り続けるのは時代遅れで間違ったやり方だ」とワシントン・ポスト紙にコメントしている。

医療や大麻関連部門のその他の人々は、今回の政府見解に戸惑いを見せている。ニューヨーク・タイムズ紙は、「今回の政府見解に深く失望した。(大麻合法化へ向けた)科学的根拠となるデータは十分揃っている。政府には考え直して欲しい」というオーリン・デヴィンスキー医師(ニューヨーク大学ランゴーン・メディカルセンターてんかん総合センター所属)のコメントを引用している。

Translation by Smokva Tokyo

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