レディオヘッドがカヴァーした、ニール・ヤングの『渚にて』を聴く

Photo by Peter Pakvis/Redferns

2003年のBBC Radio 6の特集で、トム・ヨークとジョニー・グリーンウッドは、ニール・ヤングの1974年のクラシック『渚にて』をゴージャスに演奏した。

トム・ヨークは16歳の時、ごく初期のレコーディングの中から1本のデモ・テープを音楽雑誌に送った。「出版社の人は、"こいつの音楽はニール・ヤングみたいだな"と言ったんだ」。ヨークは2008年、BBCに語っている。「ぼくは"ニール・ヤングって誰さ"って感じだった」。そこで彼はレコード・ショップに行き、『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』を手に取った。「すぐに彼の音楽にハマったよ」とヨークは言う。「誰にもない、ソフトなヴィヴラートが彼にはあった。それ以上に、曲作りの姿勢が素晴らしいんだ。その時に頭に浮かんだものに対して完璧に忠実であり続けることに集中するのさ。たとえどんなものであろうともね」。

ヨークはニール・ヤングのレコードを初めて手に取った時から30年ファンを続けており、レディオヘッドは『テル・ミー・ホワイ』、『シナモン・ガール』、『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』をコンサートでカヴァーしている。2003年12月、ヨークとレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドはBBCのギデオン・コー・ショーで1974年の『渚にて』を演奏している。これはBBC Radio 6の一週間にわたるレディオヘッドの特集の一部で、インタビューとユニークなパフォーマンスも共に披露された。

Translation by Kise Imai

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