プリンスの遺産相続人候補、6人に絞られる

. (Photo by David Corio/Michael Ochs Archives)

プリンスの遺産を担当するミネソタ州の裁判官は、30件の相続権の主張を却下し、可能性のある親族を6名に絞った。

プリンスの遺産管理を担当するミネソタ州の裁判官は7月29日、異彩のアーティスト、プリンスの相続人であると主張した人々のうち何名かについて、プリンスとは関係ないと判断した。

AP通信によれば、カーヴァー郡のケヴィン・アイデ裁判官はプリンスの遺産相続について30件の主張を却下した。さらに裁判官は、これまでにプリンスと血縁関係があると見られている6名についても遺伝子検査を命じた。この措置で、プリンスの実妹および異母兄姉の4名(タイカ・ネルソン、シャロン・ネルソン、ノーリーン・ネルソン、ジョン・ネルソン)と、姪と又姪と考えられる2人(ブリアナ・ネルソンとヴィクトリア・ネルソン)も調査の対象となる。

アイデ裁判官のこの消去法で、裁判所記録にプリンスの父親として記録されている男が本当の父親ではないと主張していた人々も排除することができた。

この4月、薬物の過剰摂取でプリンスが亡くなった時、彼には認知した子供もおらず、彼の財産の相続人を定めた文書も残されてはいなかった。その結果、アイデ裁判官がその遺産の管理を担当してきた。

アイデ判事は5月にニセの相続人を排除する手段としてDNA検査を導入することを決めている。この時、相続権を主張する期限を4ヶ月に定めた。

プリンスの最初の妻、マイテ・ガルシアは1996年10月にプリンスの息子を授かったが、その子はファイファー症候群と呼ばれる難病で、頭蓋骨の障害のため生後1週間経たずに亡くなっている。ガルシアはその後再び妊娠するも流産したことを後になって報告した。彼らの離婚は1998年に発表された。プリンスの2人目の妻、マニュエラ・テストリーニとの間に子はなかった。

Translation by Kise Imai

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