今年発売20周年を迎える、名作ロック・アルバム20選

デイヴ・マシューズ・バンド『Crash』

『Crash Into Me』は、デイヴ・マシューズ・バンドのセカンド・アルバムの表題曲と言えるような存在で、彼らが90年代に出したシングルのなかで、チャートで最も高い順位を記録した曲でもある。この夢見心地なのぞき魔のアンセムは、2010年のアメリカン・アイドルの勝者であるリー・デワイズやフリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスにカヴァーされるなど、根強い人気を誇っている。

メタリカ『Load』

メタリカは、前作発売から5年ぶりに出したアルバムのアートワークに、話題を呼んだアメリカ人アーティストのアンドレス・セラーノによる写真作品『Semen and Blood III』(1990年発表)を採用した。この写真にはセラーノ自身の精液と牛の血液を混ぜたものが使われている。ヴォーカルのジェイムズ・ヘッドフィールドは、このジャケットが嫌いだったことを後に明かしている。

パール・ジャム『ノー・コード』

パール・ジャムは、アルバム『バイタロジー(生命学)』のレコーディングを終える前に、ドラマーのデイヴ・アブラジーズを解雇した。本アルバムは、彼の代わりに入ったジャック・アイアンズが初めてフルで参加したアルバムである。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのオリジナル・メンバーであるアイアンズは、1998年までパール・ジャムのドラムを担当した。

Translation by Shizuka De Luca

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