ビートルズの初期ライブ映像を含む、ロン・ハワード監督ドキュメンタリーの公開が決定

ロン・ハワードが監督を務めたビートルズの活動初期のドキュメンタリーが、9月より劇場公開される (Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images)

ビートルマニアたちの熱狂を捉えた新ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』、9月22日(木・祝)より全国公開決定。

Hulu Documentary Filmsのローンチと同時に公開されることが先日発表された、ロン・ハワード監督によるビートルズのドキュメンタリーだが、その公開日がトレイラー映像とともにアナウンスされた。『The Beatles: Eight Days a Week — The Touring Years(原題)』は、アメリカでは、9月15日に劇場公開され、日本では9月22日(木・祝)より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国で100館以上の興行を予定している。

ハワードは2014年に、ビートルズのドキュメンタリー制作に取り組んでいることを明らかにしていた。ローリングストーン誌の取材に対し、ハワードはスーパー8mmフィルムで撮影されたバンドの未公開映像を中心に据えつつ、メンバーのポール・マッカートニーやリンゴ・スターはもちろん、ヨーコ・オノやオリヴィア・ハリソンといった、バンドと親交の深い人々の協力を得て制作を進めていると話していた。

「スーパー8mmフィルムの無声映像をデジタル復元させるだけでなく、新たに見つかった音声データも利用される予定なんだ」ハワードは同インタビューでそう話している。「両者を組み合わせることで、すごくリアルなコンサート体験を演出できる。60年代当時の、彼らのコンサート会場での熱気と興奮を追体験できるようなものにするつもりだ。困難な課題ではあるけど、監督としてこの上ないやりがいを感じているよ」

1962年〜1966年を舞台とする本作は、キャリア初期のビートルズを追った内容となっている。トレイラー映像では、熱狂するビートルマニアたち、若き日のバンドによるエネルギーに満ちた演奏風景、そして途方もない成功に対する不安について語るメンバーたちの姿を見ることができる。

Huluはインディペンデント系ディストリビューターのAbramoramaとタッグを組み、本作をアメリカ各州の指定劇場で公開するとしている。またハリウッド・レポーター誌によると、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、そしてニュージーランドでは、StudioCanalとの共同配給という形で劇場公開される予定だという。


『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』
9月22日(木・祝)より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国で100館以上の興行を予定。
http://thebeatles-eightdaysaweek.jp/

Translation by Masaaki Yoshida

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