待望のヘッドライナーを務めたグラストンベリーで、『サムワン・ライク・ユー』を始め、ライヴ初披露となる『リバー・リー』を含む全15曲を熱唱。EU離脱に関しても言及した。
「今まで生きてきた中で最高の瞬間だわ」―― イギリスの有名な音楽フェスティバル「グラストンベリー」で 2日目待望のヘッドライナーを務めたアデルは、ライヴ中にそう叫んだ。アルバム『25』からライヴ初披露となる『リバー・リー』のほか、12曲以上のヒット曲で構成された全15曲、90分にわたるライヴのラストを飾った『サムワン・ライク・ユー』の映像がBBCで公開されいる。次頁にて公開。
巨大なライヴを前に明らかに緊張していたアデルは、ステージの上でいつになく饒舌だった。「クソッ! 間違えちゃった。グラストンベリーのヘッドライナーでやらかすなんて、最高よね」―― 初披露の『リバー・リー』でミスをしたアデルはそう言うと、初めから曲をやり直した。
NMEのカウントによると、アデルはこのライヴ中、汚い言葉を33回も口にした。公共の場で汚い言葉を使ったとしてセントキッツ島で逮捕されたアーティストがいたが、ライヴを放映したBBCからは当然、言葉に気を付けるよう警告があった。「私って、そんなにロックかしら? そんなことないけど、私は口汚いから、BBCは釘を刺しておきたかったのね。(初日のヘッドライナーを務めた)ミューズは警告なんてされなかったんじゃない?」とアデルは茶化した。