JB映画の監督が語る、ジェームス・ブラウンとスティーブ・ジョブズとの共通性とは

『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』より Emilio Grossi/Courtesy of HBO


このフィルムには、欠くことのできないバンド・リーダーであるピー・ウィー・エリス、フレッド・ウェズリー、ブーツィー・コリンズ、クライド・スタッブルフィールドなど、ブラウンにとって最も重要なサイドマンたちとの数多くのインタビューや、ブラウン自身のインタビューのアーカイブが含まれる。

劇中でバンド・メンバーは、ろくな音楽教育を受けていないブラウンが、革新的なサウンドの試みをどのように指示したかについて語っている。エリスは『コールド・スウェット』のクラシックとなったヴァンプがブラウンの"ハミング"からどのようにして生まれたかを回想し、ドラマーのジョン"ジャボ"スタークスは呆れたように、ブラウンからスタジオで指示を受けた時のコミカルな話を話す。

「とどのつまり、彼はすべてを自分で作り上げて、誰かが一緒に何かをしたことを否定するんだ、自分以外はね」とギブニーは言う。

彼は、このブラウンの物語に共通する"あるパターン"が、もう一人の文化的アイコンで、監督の次のビッグ・プロジェクトとなるスティーヴ・ジョブズにもつながっているという。「それは人々に何かをさせる方法なんだ」とギブニーは言う。「スティーブ・ジョブズはエンジニアではなかった。彼は、製品を生み出すまで人々をプッシュし続けただけなのさ。この類似性は、僕には際立って見えたんだよ。」

「可能な限り彼自身に彼のことを語らせたかったんだ」とギブニーは加え、"ソウル"の意味について、ブラウンがリポーターに定義してみせるシーンを例に挙げる。そのシーンでは、「誰かからお前になんかにできっこないと言われた時こそが」、とブラウンが説明する。「そんな時こそが深く考え、どうしたらできるかがわかる時なんだ。」



『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』
2016年6月18日(土)より角川シネマ新宿、渋谷アップリンク、吉祥寺オデヲンほか全国順次ロードショー
http://www.uplink.co.jp/mrdynamite/

Translation by Kise Imai

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