エルトン・ジョン、フロリダ銃乱射事件についてスピーチ

コンサート中に、フロリダ銃乱射事件後に現れた「レインボーカラーの愛の波」を称賛するエルトン・ジョン。(Photo by Dave J Hogan/Getty Images for Longleat)

「今回のオーランドでの大虐殺みたいな恐ろしいことが起きると、世界中で津波のような激しい感情が衝突し合うんだ」

6月12日未明に、米オーランドのゲイ・ナイトクラブで発生した銃乱射事件に対して、エルトン・ジョンは「悲しみに打ちのめされている」という。一夜にして49人の命が奪われた。ビルボード誌は、エルトン・ジョンが6月14日(現地時間)にリヴァプールで開催されたコンサートで、事件後に「偏見と闘う」ために世界を一つに団結させる"レインボーカラーの愛の波"という希望を見つけることができた。と、話したことを報じた。


「今回のオーランドでの大虐殺みたいな恐ろしいことが起きると、世界中で津波のような激しい感情が衝突し合うんだ。それから、深い悲しみも。被害者と嘆き悲しむ家族のことを考えると、僕たちはショックを受けて、怒りを抱いて、悲しみで打ちのめされてしまう」


「深い悲しみのすぐ後にやってきた波に、僕は驚かされ、力と希望をもらいました。イスタンブールからテルアビブへ、シドニーのオペラハウスからエッフェル塔、エンパイア・ステート・ビル、ホワイトハウスへと押し寄せた、レインボーカラーの愛の波。今日僕は、LGBTコミュニティがオーランドで失ったもの、憎しみ、恥、教義に苦しんできたみんなが失ったものを悼み、称えたいんだ。今夜ここで、僕たちが偏見との闘いにおいて優位に立っていると言いたい。世界中のレインボーが、そういう人達相手に、僕たちが勝てること、そして勝つことになることを教えてくれているんだ」

Translation by Miori Aien

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