レディー・ガガ、フロリダ銃乱射事件の追悼式で涙のスピーチ:「彼らは私たちの兄弟であり、姉妹なのです」

オーランドで起きた銃乱射事件の被害者に対して、レディー・ガガとニックジョナスがそれぞれロサンゼルスとニューヨークで、感情に訴える追悼スピーチを行った。

『ボーン・ディス・ウェイ』でLGBTを歌った歌姫がロサンゼルスでスピーチをする中、ニック・ジョナスもニューヨークで力強い追悼スピーチを行った。

12日未明に米フロリダ州オーランドで発生した銃乱射事件を受け、ロサンゼルス市庁舎前で開かれた被害者の追悼式で、レディー・ガガが涙ながらに力強いスピーチを行った。

「私たちは、罪のない美しい人々の悲劇的な死を嘆き悲しみます」。レディー・ガガは携帯電話のライトを掲げる大群衆の前でこう話した。「みなさん、今日ここで被害者と深い悲しみに暮れるその家族に、愛の忠誠を誓いましょう。彼らは息子であり、娘であり、父親であり、母親なのです。そして彼らは私たちの兄弟であり、姉妹なのです」

またレディー・ガガは、次のようにも話した。「犠牲者の死を心から嘆き悲しんでいる人々に敬意を払うという必要性を目立たなくしてしまうので、今回の銃撃に対する私の怒りや憤慨は閉まっておきます」

『ボーン・ディス・ウェイ』でLGBTについて歌った 歌姫は、長くLGBTコミュニティをサーポートしてきたが、コミュニティに直接関係するテーマや政治政策の支持も続けている。そんな彼女は、ワシントンDCで開催されたNational Equality March(米国民の平等を求めるデモ行進)では、米軍の「同性愛公言禁止(Don’t ask, don’t tell/聞かない、言わない)」政策を抗議するスピーチを行い、また数々のプライドパレードにも参加している。追悼スピーチを通して、自らのLGBTコミュニティを支持する姿勢を再確認したレディー・ガガは、厳粛な雰囲気の中、犠牲者全員の名前を読み上げた。そして彼女は、「あなたは一人ではないのです」と呼びかけた。

Translation by Miori Aien

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