バーニング・マンに代表される、世界のワイルドな野外フェス7選

(Photograph by Andrew Jorgensen)


ビーラヴド(Beloved)

Photo:Jess StewartMaize

開催地:オレゴン州タイドウォーター

開催期間:8月12日~15日

どんなフェス?:
ポートランドから数時間ほど南に下ったところにある美しい海岸林で開催されるビーラヴドは、「途切れることのない物語を伝えるために、神聖な音楽とよりすぐりのアーティストたちとの強力なコンビネーションを示す」ことに重点を置いている。ひとつのステージですべての演目が披露されるため、「フェスティバル参加者が参加したくない思う時には、実際、全員が同時に同じ場所で同じことをするので、一体感のある力強いエネルギーが生み出される」。ビーラヴドが定義する神聖な音楽とは、「心からの喜びと畏敬の念」を引き起こす能力を発揮させ、古代から現代そして未来にわたる幅広いサウンドを表現するというものである。中東のチャントから無名の楽器や激しいEDMまで網羅され、過去にはクリシュナ・ダスやレ・ヌビアンなどの多様なアーティストが出演し、ロブ・ガルザやカット・ケミストといった伝統的なEDMのDJも大勢参加してきた。「精神的な目覚めとしての役割と音楽フェスティバルとしての役割を持つビーラヴドは、典型的な西海岸のトランスフォーメーショナル・フェスティバルである」と、チップ・コンリーは述べている。「コーチェラではない。見せかけのものでもない。目を丸くして夢中になった参加者たちを観察する準備をしておくと良いだろう。そして、もし神聖なものが好きでないのなら、ビーラヴドはあなた向けのフェスティバルではないだろう」。

公式ウェブサイト:belovedfestival.com

シャンバラ・ギャザリング(Shambhala Gathering)

Photo:Amy pitner/Flickr

開催地:カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州サルモ

開催期間:8月5日~8日

どんなフェス?:
6ステージ、参加者1万人、ボランティア2,000人を擁するシャンバラは、カナダ西部における最大規模のEDMフェスティバルだ。だが、このフェスが他の音楽フェスティバルよりも優れている理由は、1998年にフェスティバルを開始し、所有する500エーカーの大牧場で開催を続けてきた、ブントシュー一家の作り出す気取らない雰囲気にある。企業スポンサーがいないだけでなく、アルコール類や違法薬物の現地への持ち込みも一切認められていない。しらふのトランスフォーメーショナル・フェスティバルなのだろうか?「まさにその通り、このような健全な運営で成長する集会が存在するのだ」とコンリーは述べる。「このイベントは、一般的なEDMフェスティバルで出されるドンドンドンという激しい音はあまり出さず、衝動的というより叙情的で、情熱的というより幻想的といった感じのイベントである」。

アートの展示や壁画、ヨガ・スペース、瞑想用の小部屋、倫理的なフェアトレードを行う売店などが会場のいたるところに設置され、敷地内の真ん中にはオーガニック・ガーデンまである。火を吹く人やフラダンサー、妖精などをはじめ、その他分類困難な生物に囲まれ、DJが使い古された老齢杉の切り株の上で演奏を行うフラクタル・フォレストは、シャンバラを象徴するステージだ。一方、シャンバラのメイン・ステージのパゴダは正気とは思えないような見た目であるが、聖堂としての役割と宇宙船としての役割を担い、プリティ・ライツやグリズといった大物アーティストを招待している。2016年のヘッドライナーには、クエストラヴ、ビーツ・アンティーク、カット・ケミスト、フェリックス・ダ・ハウスキャット、マシュマロ、ナイトメアズ・オン・ワックス、スクラッチ・バスティッド、グランドセフト、ジ・アップビーツ、Z-トリップなど多数のアーティストが顔を連ねている。




公式ウェブサイト:shambhalamusicfestival.com

Translation by Shizuka De Luca

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