バーニング・マンに代表される、世界のワイルドな野外フェス7選

ブーム(BOOM)



Photo:Jakob Kolar /www.jakobkolar.com



開催地:ポルトガル、イダーニャ・ア・ノーヴァ

開催期間:8月11日~18日

どんなフェス?:
1998年以降2年ごとに開催されているブームは、イベリア半島の素晴らしい食べ物や音楽、パフォーマンス・アートを融合させ、1960年代の自由奔放でスピリチュアルな感情を取り戻そうというイベントだ。リミナル・ヴィレッジは、神話学や行動主義、生態学、オルタナティブ科学などのテーマについてのセミナーが毎日実施される、本フェスティバルの文化的拠点である。ブームの4ステージで披露される音楽は、他の音楽フェスティバルよりも明らかにメロウなもので、ゆったりとしたトランス感のあるスタイルからリラックスしたスタイル、穏やかな雰囲気のエレクトロニック・スタイルなどの音楽が演奏される。サーカス・ショーや街頭演劇、手品師、ファイヤー・ダンサー、映画上映などあらゆる才能を持った人たちによって、フェスティバルに地域の創造的エネルギーがもたらされる。受賞経験のある環境保護プログラムによって、クリーン・エネルギーや持続可能かつ分解可能な製品の利用をはじめ、バイオ・トイレや無料給水所の設置、フェスティバル会場までの集団輸送といった環境負荷の少ない対策に重きが置かれている。



公式ウェブサイト:boomfestival.org/boom2016/home

ライトニング・イン・ア・ボトル(Lightning in a Bottle )

(Photo by C Flanigan/Getty Images)

開催地:カリフォルニア州ブラッドリー

開催期間:5月25日~30日

どんなフェス?:
2000年、サンタバーバラ郊外でプライベートな誕生日パーティとして始まったライトニング・イン・ア・ボトルは、世界で2番目の規模を誇るトランスフォーメーショナル・フェスティバルにまで拡大した(毎年、2万人近い参加者が集まる)。コーチェラの屋台骨のDo LaBがプロデュースを行うライトニング・イン・ア・ボトルでは、演奏される伝統音楽が斬新なステージ・セットと上手く調和し、新規の参加者たちに初めての素晴らしい経験を与えてくれる。立体アートの展示や毎日実施されるヨガ教室、瞑想ワークショップ、ゲーム、パフォーマンス、ライヴ・ペインティングの実演、派手な仮装などのあらゆる要素により、没入体験を重ねることが可能だ。花や木をはじめとする自然物を模してデザインされた複数のステージにより、世界中から厳選されたアートのコレクションやエレクトロニック・ミュージックに深みが与えられる。ライトニング・イン・ア・ボトルは、再利用可能な容器用に無料のろ過水を供給し、主にバイオディーゼルや太陽光発電を使用して運営を行い、継続的な改善を約束するためにグリーン・エネルギーの年次監査を独自に実施している。(3年連続でアウトスタンディング・グリーナー・フェスティバル・アワードを受賞している。)注記:2016年は中部カリフォルニアのサンアントニオ貯水池および保養地で開催される。



公式ウェブサイト:lightninginabottle.org

Translation by Shizuka De Luca

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