RUN-D.M.C.のDMCが語る、過去、現在、未来

(Photo by Frank Micelotta/ImageDirect/Getty Images)

ラップグループとして初めてグラミー賞ライフタイム・アチーヴメント・アウォードを受賞したRUN-D.M.C.、メンバーのDMCが語る過去、現在、未来とは。

「マイケル・ジャクソンですらラップの絶大な人気を認めた1986年に、俺たちは賞を受け取るべきだったけどな」

「壁をぶち壊し、フロアを切り裂き、屋根を突き抜け、ドアをなぎ倒す」RUN-D.M.C.のその言葉は決してはったりではなかった。アルバムセールスはゴールド・ディスク、そしてプラチナム・ディスクに輝き、シングルをトップ10に送り込み、ローリングストーン誌の表紙を飾るなど、彼らはラップグループとしてあらゆる分野でパイオニアとなった。そして今年のグラミー賞において、ハービー・ハンコック、ジェファーソン・エアプレーン、セリア・クルーズ等と共に、RUN-D.M.C.はラップグループとして初めてライフタイム・アチーヴメント・アウォードを受賞するという快挙を成し遂げた。

※ライフタイム・アチーヴメント・アウォードは、長年にわたる芸術的かつクリエイティブな音楽活動をするアーティストを称え表彰する功労賞。

2002年のジャム・マスター・ジェイの不遇の死を受け、RUN-D.M.C.は解散を発表したが、2012年から2015年には期間限定で再結成を果たし、幾つかのフェスティバルに出演している。また現在リヴァーエンド・ランは、HGTVの「リヴァーエンド・ランのお家改造」や、クッキング・チャンネルの「日曜のディナーはリヴァーエンド・ランにお任せ」といった、ケーブルテレビ番組の司会者としても人気を博している。一方でDMCは自身のコミックブランド「DMCコミックス」を設立した他、現在は自身の幼少期をテーマにした2枚のロックアルバムの制作に取り組んでいるという。彼の過去、現在、そして未来について、ローリングストーン誌はDMCに話を聞いた。

Translation by Masaaki Yoshida

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