プリンスの人気ソング・ベスト10

Photo by Kevin Winter/Getty Images

80年代から世界を魅了し続けた唯一無二のアーティスト、プリンスの名曲をたどる。

プリンスの死は音楽界に衝撃を与えたが、彼の人生、そしてメッセージは世界中の何百万もの人々に影響を与え続けている。プリンスはその生涯で約40枚のアルバムを発表し、ロック、ファンク、ポップそしてR&Bの革新的なフュージョンで80年代を席巻した。ユーモアと独自の視点、魅力的な振れ幅のある曲作りと歌唱スタイルは全作品に通じている。今回の読者投票では、数あるプリンスの名曲の中からベスト・ソングを挙げてもらった。結果は以下の通りだ。

第10位 『ビューティフル・ワン』

アルバム、そして同名映画『パープル・レイン』からの見事なバラード、『ビューティフル・ワン』は、過小評価された傑作だ。このアルバムには、プリンスにとって初となるシングルチャート1位の曲が収められている。プリンスは、ピアノやシンセサイザー、ドラムに乗せて報われない恋の苦しみを劇的かつ情熱的に歌い、他の男ではなく自分を選んでくれるよう恋人に懇願している。

第9位 『ラズベリー・ベレー』

『パープル・レイン』の次にリリースされたアルバム『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』は、前作のような評価を得ることはなかったが、プリンスが完成させた最も完璧なポップ・ソング『ラズベリー・ベレー』が収められている。安物雑貨店で変わった帽子(ラズベリー色のベレー帽)をかぶった女の子と出会うというロマンチックな物語だ。

Translation by Cho Satoko

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