プリンスの初主演映画『パープル・レイン』はなぜ傑作なのか

紫の殿下:1984年のプリンスの映画『パープル・レイン』サウンドトラックのジャケット。この映画とサウンドトラックのヒットにより、プリンスはポップ・カルチャーのメインストリームになった。


ワーナー・ブラザーズの発表から2年、『ファザーズ・ソング』はおろか、約束された『パープル・レイン』デラックス・リマスター版もリリースされていない(ワーナーからは2014年に2枚のアルバム『プレクトラムエレクトラム』『アート・オフィシャル・エイジ』がリリースされているが、続くアルバム『ヒット・アンド・ラン』シリーズは、2枚ともプリンスの自主レーベルからリリースされている)。ワーナーとの新しい契約によって過去の作品の管理を取り戻したことを考慮すると、彼の死後もその管理が緩くなる可能性はないだろう。その場合、『パープル・レイン』は、彼の偉大な作品のひとつとして、ファンが彼について知らなければならないことをつかむ絶好の機会であり続ける。この映画の成功と寿命が、彼という人間と彼を動かしたものを取り巻く謎を深めているかもしれない。しかし、よく注意して観れば、彼は私たちが知っておくべきことをすべて教えてくれる。それは、ひとりの男と伝説との隙間を埋めるものだ。――ヤツがいいかい? それとも、俺がいいかい? だって、俺は君が欲しいんだ。

プリンスが2007年のスーパーボウルで行ったパフォーマンスは、彼のキャリアの中でも最高のライヴのひとつに数えられる。その一部をこちらの動画で見ることができる。



Translation by Naoko Nozawa

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