プリンスとビヨンセの共演:グラミー賞での名パフォーマンスを振り返る

2004年のグラミー賞共演した、ビヨンセ(左)とプリンス(右)(Photo by L. Cohen/WireImage)

プリンスはパフォーマンス終了後に行われたインタヴューで、ビヨンセとステージで一緒に過ごした時間について語った。

1984年にアルバム『パープル・レイン』がリリースしてから20年後の2004年、第46回グラミー賞でプリンスはビヨンセと共演し、同アルバムのからの3曲を演奏。2人のアーティストのメドレーで、グラミー賞は幕を開けた。

ステージにはまずプリンスが1人で登場した。自身の名前を表すシンボルを象ったギターと紫のスーツを身に着け『パープル・レイン』を演奏し、続いてキラキラと輝くピンクのドレスをまとったビヨンセがステージに現れ、プリンスの隣でパワフルな歌声を披露する。そして選曲は、大胆かつ遊び心に満ちたナンバー『ベイビー・アイム・ア・スター』へと続き、プリンスはギターを外して、ビヨンセと共にダンスをする。その後『クレイジー・イン・ラブ』の間奏パートが流れ、ビヨンセとバックダンサーたちがステージでダンスをする間、プリンスは華麗なエレキギターの腕前を披露。そこからメドレーは『レッツ・ゴー・クレイジー』へと突入し、ビヨンセはタンバリンを叩きながらプリンスの周りをダンスする。

燃え盛るような巧みなギターソロを披露するプリンスと、彼の隣でボディーロールをし、リフを刻み、髪を振り回しながら踊るビヨンセ。素晴らしいショーマンシップでライブパフォーマンスは終了した。そしてプリンスは「僕らが輝いているからって嫌わないで」とコメントし、わざとらしくビヨンセを見つめるとギターを放り投げ、笑っている彼女の周りを、芝居がかった様子で歩き回った。

Translation by Yuka Ueki

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