ジェームズ・キャメロン監督、『アバター』が全5部作になると発表

「シネマコン2016」で映画『アバター』が、これまで予定していたより1作品多い全5部作になることを発表したジェームズ・キャメロン監督(Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for CinemaCon)

「超大作になるでしょう」とジェームズ・キャメロン監督は自信をのぞかせている。


米ラスベガスで4月14日(現地時間)に開催された「シネマコン2016」の20世紀フォックスのプレゼンテーションで、ジェームズ・キャメロン監督がサプライズ発表し、会場を驚かせた。ハリウッド・リポーター誌によると、これまで続編3作の制作が発表されてきた『アバター』だが、なんと続編4作になるというのだ。キャメロン監督は「大規模な映画制作に踏み出すことを決めました」と宣言している。

続編3作では物語を完結するには十分でないと感じたことが、続編4作への決断につながったようだ。「芸術形式の限界にぶつかり始めてしまったのです」キャメロン監督はこう説明した。

これで全5部作となることが決まった『アバター』だが、全作を通して一つの物語となる一方で、ストーリーは各作品ごとに独立する予定だという。またキャメロン監督は、『アバター』第2弾は当初の予定より1年遅れの2018年のクリスマスシーズン、第3弾は2020年、第4弾は2022年、そして第5弾は2023年の公開を目標としていることを明らかにした。

「この数年、4人のトップの脚本家とチームを組んで、『アバター』の世界の続きをデザインしてきました。キャラクター、クリーチャー、環境、新しい文化のデザインです」

「現在までのところ、完全に創造力に富んだものになっていて、第1弾を遥かに超えています」キャメロン監督はこう話し、「超大作になるでしょう」と明言した。

米国内で7億6050万ドルの興行収入を達成し、歴代最高の北米興行収入を記録した『アバター』だったが、7億6060万ドルを打ち立てた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にその記録を更新されている。

Translation by Miori Aien

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