アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーが、LAライフ、新作、恋愛までを語る



ファースト・アルバムから8年を経た2016年4月1日 、ラスト・シャドウ・パペッツは待望のセカンド・アルバム『エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト』をリリースした。70年代のロサンゼルスのポップなサウンドを漂わせる同アルバムについてアレックスは、ポール・ウェラー率いるスタイル・カウンシルのような『煌めく』クオリティだと表現している。アレックスとマイルズがこのアルバムに取りかかったのは、アークティック・モンキーズが2013年のアルバム『AM』をリリースした翌年に活動休止に入ってからのことだった。「他のメンバーたちは子供が生まれたばっかりだから」アレックスはこう言うと、「そのうち活動を再開するよ」と続けた。アレックスとマイルズはロンドンからロサンゼルスに引越し、気ままな生活を送っているという。「朝起きて、アイパックをするんだ。アボカドをたっぷり顔に塗ってさ。それからそれを洗い流すわけだけど、なかなか厄介なんだ」アレックスはこう冗談を言ってみせた。

そんなアレックスだが、2014 年には英国最大級の音楽賞ブリット・アワードのステージで、「宇宙の周期性」について支離滅裂なスピーチをし、最後にマイクを落とすという行動に出て、ファンを驚かせたことがあった。「俺がドラッグでナンセンスなことを言ってると思った人が多かったみたい」アレックスはこう当時を回想すると、「でもそうじゃなかったんだ。俺はただ、受賞することを子供の頃から夢見ていました~みたいなふりができないんだ。実際にそうじゃないからさ」と続けた。アレックスのこのような行動をマイルズは、アレックスがスターとしての生活に適応するようになった証拠だと考えている。「彼はスターであることを前よりも楽しむようになって、ありのままを受け入れるようになった」とマイルズは言う。「ありのままの姿でいる方が、彼にとって心地良いんだ」

ローリングストーン誌とのインタヴューの翌日、アレックスは2015年より交際しているモデルのテイラー・バグリーとニューヨークのホテルの前でキスしている姿を写真に撮られている。これまで長期間交際したことがなかったアレックスだが、テイラーとの付き合いは今までのものと違うようだ。「確かにいつも苦労してきた」こう言うアレックスは、「でも今はある意味、新しい門出って感じなんだ。ワクワクしてる」と続けた。

Translation by Miori Aien

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