ザ・ローリング・ストーンズ、ニューアルバムの制作をスタート

ザ・ローリング・ストーンズのロン・ウッド、2005年作『ア・ビガー・バン』以来となるアルバムを制作中であることを認める(Photo by David M. Benett/Dave Benett/Getty Images)

「スタジオに入っていくつか新曲を録ったのは事実だよ。2日間でブルース11曲っていう弾丸レコーディングだった」ー ロン・ウッド

先日キューバで歴史的なコンサートを行ったばかりのローリング・ストーンズだが、ロン・ウッドはバンドが2005年作『ア・ビガー・バン』以来となるアルバムを制作中であることを認めた。AP通信のインタビューで、ウッドは最近バンドがスタジオ入りし、数日間のうちにいくつかの新曲と、ブルースのカヴァー11曲をレコーディングしたことを明かした。


「スタジオに入って幾つか新曲をレコーディングしたことは事実だよ」ウッドはそう話している。「2日間でブルースのカヴァー11曲っていう弾丸レコーディングだったけどね。ハウリン・ウルフやリトル・ウォルターの曲を録ったんだけど、すごくリアルなカヴァーになったと思う。数ヶ月後に改めて聴き直したときに、自分たちのバージョンだって気付かなかったくらいだからね」

ウッドはロンドンのサーチ・ギャラリーで開催されたローリング・ストーンズのエキシビション『エキシビショニズム』に出席した際に、アルバムは早ければ年内にリリースされるはずだと語った。同エキシビションにはミック・ジャガー、チャーリー・ワッツ、そしてキース・リチャーズも出席した。リチャーズは多くを語ろうとせず、「アルバムを出す予定がある。今言えるのはそれだけだよ」と話すにとどめている。

リチャードのソロアルバム『クロスアイド・ハート』のリリースに際し、昨年10月に行われたローリングストーン誌のインタビューで、彼はローリング・ストーンズとして近いうちにスタジオ入りする予定があると話している。

「場所も時期も何も決まってないけどな」リチャードはそう話している。「先週メンバーとロンドンで会ったんだ。2月の南米でのコンサートについて話し合ったんだけど、その時にそういう話もしたよ。『そろそろスタジオに入ろうぜ。いいよな?いつどこにする?』みたいな感じさ。何も具体的には決まってないがね。俺は思ったことをすぐに口走ってしまうからな。おそらく南米でのコンサートの後になると思うけど、もしかしたらクリスマス前になるかもしれない。まぁクリスマスの時期は皆忙しいから、可能性としては低いがね。できるだけ早く始められたらと思ってるよ」


Translation by Masaaki Yoshida

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