ストーンズも認める注目の新星グラムロック・バンド「ザ・ストラッツ」とは

アリーナ規模の成功が確実なフロントマン、ルーク・スピラー率いる高慢なレトロ・バンド、ザ・ストラッツ。(Photo by Danny Clinch)

ザ・ローリング・ストーンズとモトリー・クルーのライヴに参加し、アリーナ規模のライヴを成功させる今注目のイングランドのグラムロック・ヒーロー「The Struts」に迫る

ザ・ストラッツが昨年モトリー・クルーとツアーに出る前、ルーク・スピラーはニッキー・シックスから父親がするような助言をもらった。「彼は「お前たちは最高だよ。でもドラッグや女遊びはほどほどにしろよ。集中し続け、音楽のことだけを常に考えろ」と言ってくれた。名声を得た男からの言葉には重みがあった。耳を傾けないようなバカはいないよ」と、この英国グラムロック・バンドの27歳のフロントマン、スピラーは話した。


2月20日午後、ザ・ストラッツはロサンゼルスで開催されるショーン・ホワイトの「エアー+スタイル・フェスティバル」でパフォーマンスを行った。殺風景な駐車場に集められた出演陣はロックやヒップホップ、EDMといったジャンルがごちゃ混ぜだ。このフェスのメイン・イベントは、地平線上にそびえる、ビルの16階建てに相当する高さのスノーボード・ジャンプ台だ。ザ・ストラッツは、キラキラの袖の付いた服を着て典型的なグラムロックの影響を見せる、仰々しく大胆で時代遅れのロックンロールを30分間のショーで披露する。真昼の太陽のせいで化粧やグリッター、ヘアスプレーが溶けて目の中に入りながらも、スピラーはこの人工的に作られた山を手ごわいライバルと見なしていた。「約80%女性用の服」を着ると話すこのフロントマンは、ゴールドのフリンジの付いたエナメル革のパンツと、ひだ飾りの付いた鮮やかなブルーのトップスに身を包んでいる。彼は、さらに盛り上がるようにと絶えず観客に懇願しながら、フレディ・マーキュリーのような才能とフィル・ライノット風の威張った態度でステージ上を闊歩する。


「英国には観客に働きかけようとしないバンドが多い」とスピラーは述べる。「「カモン!」って言われるのは観客が望むことなのに。隣にいる人が自制心を失い始めれば、自分も興奮するものだろ!皆が自分を解き放つ手助けになることなんだよ」。

Translation by Shizuka De Luca

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