ガンズの1987年CBGBで行った幻のアコースティック・ライヴを見る



その後バンドは『ユースト・トゥ・ラヴ・ハー』と『ペイシェンス』の2曲を初披露している。後者のアレンジは翌年にリリースされたヴァージョンと大きく変わらないものの、アクセルが紙に記したリリックに目を通しながら歌っていることから、バンドが同曲を書き終えたばかりだったことがうかがえる。ショーは『ミスター・ブラウンストーン』と『ムーブ・トゥ・ザ・シティ』で幕を閉じ、その後メンバーはサインを求めるファンの要望に応じている。MTVが撮影したその映像には、数日間眠っていないと話すアクセルと、ジャック・ダニエルをボトルからがぶ飲みするスラッシュの姿も収められている。

「俺たちは家族も同然さ」カメラの前でアクセルはそう話す。「メンバーはみな互いを信じている。俺たちは絆で結ばれているんだよ」その数ヶ月後に『アペタイト・フォー・ディストラクション』はチャートを駆け上がるが、その代償を払うかのようにバンドの絆は急速に弱まっていった。全員ではないとはいえ、オリジナルメンバーが再び集ったガンズ・アンド・ローゼズは、来月開催されるコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務める。


幻のライヴ映像はこちら。












Translation by Masaaki Yoshida

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