有名バンドの知られざる「ひどい」オリジナルネームランキング 

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19位 アトミック・マス / Atomic Mass



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最終的な名前:デフ・レパード / Def Leppard

アトミック・マスは第一に原子の質量である。そして第二には、バンド名前としては実にひどい発想と定義される。そんな定義にもかかわらず、イギリスのシェフィールド出身のロック・グループはこの名前で活動を続け、その結果、ベースのリック・サヴェージ、ギターのピート・ウィリス、そしてヴォーカルのジョー・エリオットは一度もギグを行うチャンスに恵まれなかった。ついに目を覚ましたエリオットは、学校のアートクラスで彼が作成した"デフ・レパート(Deaf Leopard)"という架空のバンドのポスターについて、メンバーに話をした。パンク・バンドに間違えられることを嫌った彼らは、スペルを"Def Leppard"に変え、レッド・ツェッペリン以来、最も印象的な名前のひとつを思いがけずに手に入れた。







18位 カーラズ・フラワーズ / Kara’s Flowers



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最終的な名前:マルーン5 / Maroon 5



アダム・レヴィーンをはじめとするメンバーは、カーラズ・フラワーズという名のもと、スーツを着こみ、90年代のオルタナティヴ・ロックを演奏していた。この名前は、彼ら全員に熱をあげたグルーピーの女性に由来するが、女性アーティストだけ集めたリリス・フェアーのような響きだ。パッとしなかったカーラズ・フラワーズ時代には、自主制作の『We Like Digging?』と、大手レーベルと契約するも失敗に終わった(これにはビックリだが)『フォース・ワールド』の、2枚のアルバムをリリースした。その後、マルーン5と名前を改め、02年にファンキーなサウンドの『ソングス・アバウト・ジェーン』を発表する。04年のローリングストーン誌のインタビューでは、リプリーズと契約する以前の彼らのファジーなギターポップについて、ギターのジェシー・カーマイケルはこう話した。「フガジとシステム・オブ・ア・ダウンがセサミ・ストリートに出会ったようなものだ。セサミ・ストリートは僕たちの歌詞ってことなんだけどね。ナンセンスだろ」ナンセンスといえば、彼らのバンド名も同じである。





17位 ザ・ペンドルトンズ / The Pendeltons



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最終的な名前:ビーチ・ボーイズ / Beach Boys



ブライアン・ウィルソンがサーフィンをテーマに曲を書き始めた61年、実はサーフボードに触ったことさえなかったという。当時、ペンドルトン社のチェック柄のウール・シャツがサーファーの間で流行っていたことから、音楽に真実味を持たせるために、彼らはザ・ペンドルトンズと名乗った。その3ヵ月後、ロサンゼルスのインディーズ・レーベル、キャンディックス・レコードと契約し、デビュー・シングル『サーフィン』をリリースする。だがその際、キャンディックスは、この堅苦しい響きのグループ名を嫌い、彼らの承諾なしに、勝手にビーチ・ボーイズに変えてしまった("サーファーズ"に決まりかけていたのだが)。彼らはこの平凡な名前がクレジットされているのを発見したが、それに従うよりほかなかった。70年代前半になるとビーチ・ボーイズと呼ばれることにうんざりしたウィルソンが、ビーチに名前を変えようと持ちかけたが、他のメンバーがこれに反対した。彼らは生涯ビーチ・ボーイズであり続ける運命だと知っていたのだ。


Translation by Aki Urushihara

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