エルトン・ジョン、フリーライヴでレディー・ガガと共演

アカデミー賞授賞式前日にロサンゼルスで開催された無料コンサートで、ヒット曲を熱唱するエルトン・ジョン(Photo by Kevin Winter/Getty Images)

ロサンゼルスで開催されたロックスターのコンサートに、レディー・ガガが飛び入り参加!


どうやらエルトン・ジョンは「感謝」というものを知っているようだ。大忙しな週末であったにもかかわらず2月27日に、ロサンゼルスのサンセットストリップ地区で無料の即興コンサートを行い、自身のエイズ支援団体が主催するオスカーアフターパーティを開催するウエスト・ハリウッドに感謝の意を示した。この毎年恒例のパーティは今回で24年目を迎えている。



同日午前8時にインターネット上で発信された、タワーレコード跡地の駐車場でヒットメーカーの代名詞的歌手エルトン・ジョンが正午よりコンサートを行うという情報は、ファンの間で瞬く間に拡散した。レディー・ガガもまた「サンセット大通りのタワーレコードに集合!正午(太平洋標準時)からエルトン・ジョンfeat 私!」と同コンサートに登場することをツイートした。



太陽に照らされたステージにエルトン・ジョンが登場し、1曲目の爽快な『The Bitch Is Back(あばずれさんのお帰り)』でコンサートが幕開けした頃には、2000人以上の人々が駐車場とサンセット・ストリップの歩道を埋め尽くしていた。また交通量の多い道路は、封鎖されていた。



「今日までに僕たちは億万ドルを集めて、世界中、そしてアメリカのエイズ患者を支援してきたんだ」こう観客に報告したエルトン は、感謝の気持ちを伝えた。彼がアメリカとイギリスに設立したエイズ支援団体は1992年以来、治療、施設、研究のために3億4900万ドル以上を寄付してきた。



アカデミー賞授賞式とビューイング・パーティの前日に開催された1時間の同コンサートで、彼はヒット曲や2月5日にリリースされたばかり の通算32枚目のニューアルバム『ワンダフル・クレイジー・ナイト』からの新曲を、感謝の意を込めて披露した。駐車場の周りのフェンス越しから必死にパフォーマンスを観るファンや、裏庭や屋根の上から眺める地元住民もいた。また彼の黒色のサングラスに映るピアノの鍵盤を多くのファンが見ることができたほど、観客とステージとの距離は近かった。

Translation by Miori Aien

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