テレビ放映しなかった「グラミー賞」舞台裏8つのエピソード

10代のデビューから、やっと獲得した「新人賞」!

Photo: Jeff Kravitz/FilmMagic/Getty




今年の最優秀新人賞は、メーガン・トレイナーに贈られた。14年にリリースしたレトロなスタイルのダンスポップ・シングル、『オール・アバウト・ザット・ベース』でブレイクを果たしたトレイナー。受賞スピーチで溢れ出る感情を抑えきれず、その後の記者会見で「心臓が爆発しそうだった」と述べた。受賞の瞬間はさまざまな思いが頭をよぎったという。「誰も忘れないように。鼻水で顔を台無しにしないように。泣き過ぎはダメ。激しく泣くのもダメ。両親や支えてくれた人達を忘れないで」

メーガンはウクレレが大好きだったティーン時代に歌手としてスタートし、その後はソングライターに転身、15年にリリースしたアルバム『タイトル』で歌手活動を再開し脚光を浴びた。一流レーベルのエグゼクティブであるL.A.リードは、このウクレレが得意な風変わりな少女の才能をいち早く見抜いた。「キャップを後ろ前にかぶり、パーカーにチーターパンツという姿でオーディションを受けたの。あんな恰好すべきじゃなかったと思うけど、それでも彼は私を認めてくれたのよ。『オール・アバウト・ザット・ベース』をウクレレで演奏した時、彼の顔にそれが表れていたわ」

Translation by Aki Urushihara

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