テレビ放映しなかった「グラミー賞」舞台裏8つのエピソード

驚愕の大音量パフォーマンス

Photo: Jeff Kravitz/FilmMagic/Getty

好むと好まざるとにかかわらず、グラミーは他の音楽アワードに比べ、その時々のトレンドにあまり捉われていない。時代精神はどうあれ、ポップ、ヒップホップ、ロックと概ね平等に機会が与えられている。月曜日、全てにおいて情熱的だったケンドリック・ラマーに、アラバマ・シェイクスやレディー・ガガがいた。ハード・ロック・スーパーグループのハリウッド・ヴァンパイアズが、モーターヘッドのリーダー、故レミー・キルミスターの追悼パフォーマンスを行うと発表した時、来場予定の人々は、これは騒がしくなりそうだと気づくべきだった。それが実際どれほどの大音量だったか、放送では伝わらなかっただろう。アリーナにいた人々はそれこそ猛攻撃に遭ったように感じたかもしれない。アリス・クーパー、ジョー・ペリー、ジョニー・デップ、そしてガンズ・アンド・ローゼズのメンバー2人は、彼らの背後にあった燃えさかる炎のように、この日誰よりもステージを揺るがした。レミーは彼らのパフォーマンスを称賛しただろう。

Translation by Aki Urushihara

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