<助演女優賞>
ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』
ルーニー・マーラ『キャロル』
レイチェル・マクアダムス『スポットライト 世紀のスクープ』
アリシア・ビカンダー『リリーのすべて』
ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』
ルーニー・マーラとアリシア・ビカンダーは助演ではない、というのは問題だろう。『キャロル』でマーラは主演女優賞にノミネートされているブランシェットと同じくらいスクリーンに登場している。『リリーのすべて』のビカンダーと共演者で主演男優賞候補のエディ・レッドメインについても同じだ。マーラとビカンダーは共に主要な役どころで優れた演技を披露している。こんな詐欺まがいのカテゴリーでは、他の候補者が不利になるはずだ。
獲るべき: ジェニファー・ジェイソン・リー
クエンティン・タランティーノの卑劣な八重奏に登場する唯一の女性。リーは真の助演者として、またアンサンブルの一人として、マッチョの虐待に反抗する役柄を演じている。
獲るだろう: ルーニー・マーラ
不安げな少女が心のままに生きることを学び、独立した女性へと成長していく。カンヌ映画祭ではこの役のスケールが正しく評価され、マーラは女優賞を獲得した。
獲るにふさわしい: シャーリーズ・セロン(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
アカデミーが主演と助演の境界を曖昧にしておくなら、フュリオサ役を熱演したセロンが受賞してもいいのでは?