永遠のラヴソング「男が女を愛する時」のカヴァー9選

Photo: (Val Wilmer/Getty)

ベット・ミドラー、フランク・オーシャン、子供時代のライアン・ゴズリングによるサザン・ソウルの名曲カヴァーを聴く

一瞬にしてスタンダードナンバーとなった故パーシー・スレッジのデビューシングルであり大ヒット曲、「男が女を愛する時(When a Man Loves a Woman)」は過去50年にわたり繰り返しカヴァーされてきた。

切ないカントリー、やたらセンチメンタルなトーチ・ソング、ペンライトが灯されるようなロックコンサート調、ジャズ・インストゥルメンタル、奇怪なヴォードヴィルショーとガレージロックを掛け合わせたような曲もある。ここに紹介するのは最も注目すべきカヴァーたちだ。


エスター・フィリップス「女が男を愛する時」(1966)
「リトル・エスター」として3曲のナンバーワンヒットを飛ばしたのは1950年代、彼女が14歳の時だった。1962年、30歳のエスター・フィリップスは10年にわたる麻薬中毒と商業的失敗を乗り越え、「Release me」でカムバックを果たした。ビートルズからの支援を受け、エスターは彼らの「アンド・アイ・ラヴ・ハー」を「アンド・アイ・ラヴ・ヒム」としてカヴァーし、1965年にヒットチャートに返り咲いた。エスターはパーシー・スレッジの曲も性別を逆にし、世を憂うように歌い上げた。パーシーの「男が女を愛する時」がチャート入りした6週間後、エスターのカヴァーもR&Bチャート入りを果たした。

Translation by Cho Satoko

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