『ウォーキング・デッド』忘れられない衝撃的なゾンビ ベスト10

3位 ローリを食うゾンビ(シーズン3 エピソード5 「愛が狂った時」)
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ゾンビに感染した刑務所は、出産するのに理想的な環境であるとは到底言い難い。ローリは出産後死ぬ(ゾンビになる時間はなかった。彼女の息子のカールが彼女の頭を吹っ飛ばしたからである)。遺されたリックは屍体を探し出そうとする。そしてローリを貪り食ったゾンビが満腹になり動けなくなっているのを見て、自分の妻に何が起きたのかを知る。1人の女性の体が丸ごと、1人のウォーカーの腹に収まってしまうのだ。恐ろしい。

2位 パンパンに膨らんだゾンビ(シーズン2 エピソード4 「涙に咲く花」)


見たことを記憶から消せないゾンビだ。ハーシェルの農場にいた人々は井戸から水を引こうとしていたとき、デールが井戸の中で水を跳ね散らかしているゾンビに気がつく。ゾンビを撃てば当然その内臓で水が汚染されてしまう。そのため一団はウォーカーを罠にかけようという結論を出す。だがこの水中を歩く、ふやけて膨れ上がりむくんだデッドは彼らが餌にした缶入りのハムは好まなかった。そのため彼らはこのデッドを捉えるためにグレンを井戸に送り込む。しかし、この膨張した化け物が上半身でちぎれ(おえっ)、汚らわしい内臓で水を汚染してしまうとは誰も予想していなかった。
1位 少女のゾンビ(シーズン1エピソード1 「目覚めの朝」)


初めての体験を忘れることはない。それが理由だ。病院を出てすぐ、リックはかわいらしいピンクのナイトガウンを着て、テディベアを持った子どもを発見する。「そこの女の子」と彼は声をかける。子どもは振り返る。すると顎が半分失われ、顔色は死んだように蒼白であることが明らかになる。彼女は彼の脳を食べようと彼に向かってよろめきながら歩いてくる(このシーンは映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の、家族の不幸な再会を描いた伝説的なシーンに対する感謝の表明として見事である)。たとえその後 5シーズンに渡るグループの旅路でどれだけ多くのウォーカーたちを見たとしても、心の中にいまだに反響する、最初のゾンビを見たときのショックは何かが違う。我々は恐怖がやってくるのを目にした。その恐怖は我々の子どもたちという形をとっているのだ。こうしてウォーキング・デッドの白昼の悪夢が始まる。

Translation by Yoko Nagasaka

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