ケイティ・ペリー「ファイヤーワーク」

ケイティ・ペリーが2010年にリリースした『ティーンエイジ・ドリーム』は前代未聞の6曲連続のナンバーワン・ヒットを生み出したが、サード・シングル「ファイヤーワーク」は、歌詞が多くの状況に当てはまる永続性のあるものだったので、その中でも最も偉大で不朽の名作となった。この曲は卒業式でたびたび聴かれるようになっただけでなく、7月4日の独立記念日の定番曲やLGBT活動のプロジェクト、イット・ゲッツ・ベターの非公式アンセムにもなった。


ファン.feat. ジャネール・モネイ「伝説のヤングマン~ウィー・アー・ヤング~」

「YOLO(You Only Live Onceの略で人生は一度きりの意味)」の概念は、ドレイクの作品「モットー」のおかげで2011年の若者の心を捉えた。しかしファン.の夜の終わりを歌ったブレイクスルー・ヒットの意気揚々としたコーラス、「今夜/俺たちは若い/だから世界に火をつけてやろう(Tonight/We are young/So let’s set the world on fire)」は、楽しく歌いながら今を生きるアイディアを詩的に要約している。「この歌詞は人生で一番酔っ払った最悪の夜の後に生まれた」と、曲がヒットして間もなく、ルイスはローリングストーン誌に語ってくれた。「タクシーの中で吐き散らかして追い出されたことはある?俺はある。運転手は持ち金全額を請求したけど、俺は街角の壁に頭をもたれて立つことしかできなかった。まともな大人に戻って実際に作詞できるようになるまでまる1日かかった。」


グリーン・デイ「グッド・リダンス (タイム・オブ・ユア・ライフ)」

「バラードを試してみたのは本当に初めてだった」と、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングは2010年スピン誌に語った。「初めてこの曲を演奏したのはニュージャージーでのライヴのアンコールだった。俺は勇気を奮い立たせるためにビール一本飲み干さなければならなかった。俺たちが顔面にトマトを投げつけられるのはわかっていた」。生意気なパンクロッカーは1994年の大ヒット作『ドゥーキー』をセットリストから外してこの曲を歌った。バンドのレパートリーのどの曲からもかけ離れたサウンドだったが、1997年、アルバム『ニムロッド』で最終的にリリースされ、すぐにポップカルチャーの試金石となった。『となりのサインフェルド』の最終回でサウンドトラックとして採用され、数え切れないほど多くの卒業式でも使用された。

Translation by Deluca Shizuka

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