ヴァン・ヘイレンの超クールなレア曲20選

Photo: (Ebet Roberts/Redferns/Getty)


『戦慄の悪夢』
78年のデビューアルバム『炎の導火線』に収録された、ブルースギタリストのジョン・ブリムがチェス・レコードからリリースした「アイスクリーム・マン」のカヴァーで、デイヴィッド・リー・ロスは初めてアコースティック・ギターを披露した。80年のアルバム『暗黒の掟』に収録されたこのアンプラグドの、古き良き時代の名曲で、ロスは再度リズムギターに挑戦。チューグルやブギを弾き、エディがスライドドブロギターでリックを弾いている。本作は、バンドの幅と純粋な音楽的才能を見せつける。彼らがハードロックではなくブルーグラスかスキッフルを選んでいても、その名は今も語り継がれていただろう。


『シナーズ・スウィング』
ヴァン・ヘイレンが持つスピード感を生み出すリズミカルなエンジンとそのディスコグラフィにあふれるアップテンポな盛り上がり曲は、アレックス・ヴァン・ヘイレンのユニークかつパワフルなドラムスタイルに負うところが大きい。アルバム『戒厳令』に収録された本作は、とりわけ粋でタイトだ。スピード感と、語弊を恐れずに言えば、「あの子超イケてる 超セクシー 超ちょろい」のような歌詞に見られるいけ好かなさを持ち合わせている。


『ブラッド・アンド・ファイヤー』
「戻ってくるって言ったろ? 寂しかったって言えよ。もっと大きな声で!」 - アルバム『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』のハイライトである本作で、アヒルの子のように震え上がったであろうハイノートの連続をヒットしたデイヴィッド・リー・ロスは称賛に値する。アルバム『ダイヴァー・ダウン』の名曲「リトル・ギター」を彷彿させるリフに乗せた歌詞が、バンドの原点の物語を紡ぎ出す。脱退したベースのマイケル・アンソニーの代役をウルフギャング・ヴァン・ヘイレンが見事に果たし、ベースのみならずコーラスでも活躍している。

Translation by Naoko Nozawa

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