マックルモア薬物依存からの脱出、ヒップホップの大御所たちとのコラボ裏話

「『どこにネガティブなことが書かれている? その批判は正当なものか?』って(批判の書き込みを)探しにいく傾向がある」と、マックルモア。「でも正直言って、人々が俺のことをどう考えているかなんて俺には関係ない。インターネット上で人々に認めてもらうための生き方をすれば、俺は惨めな人間になるだろう」


VMAの翌日、マックルモアはワシントン州東部にある山小屋から電話で取材に答えた。彼はここでルイスと一緒に、セカンド・アルバムの最後の仕上げに取り掛かっている。「手応えを感じている」と、マックルモアは言う。「多様なサウンド、テクスチャー、コンセプトから成るアルバムだ。俺たちはこれに多くの時間をかけることができたし、ここまで到達できたことに最高の気分だ」

VMAを無事に終えたマックルモアの安堵は大きい。「すごかった」と彼は言う。「自分の席から3メートルほど離れたところでカニエ(・ウェスト)がスピーチしていて、多くの人がそれを視聴しながらコメントしたり批判したりしているんだ。この現代のネット文化は時に、すごく異質で奇妙なものに感じる。VMA、グラミー、ツイッター、フェイスブックすべて作り物だ。本物といえるのはクリエイティビティーだけだ」

Translation by Nao Nakamura

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