リンゴ・スターのソロ活動を振り返る20曲

Photo: (Douglas Kirkland/Corbis)


『アクト・ナチュラリー(バック・オウエンズとリンゴ・スター)(1989年)

スターは、オウエンズの長年のファンだった。無駄を削ぎ落としたベーカーズフィールド・サウンドのパイオニアであり、1963年『アクト・ナチュラリーでカントリーのナンバー1ヒットを記録している。もちろん、この曲はスターが最初に録音した1965年の『ヘルプ!』のナンバーでもあり、彼が役者を始めたことを軽く揶揄した内容だった。24年を経た1989年、2人にとっての機が熟した。オウエンズのキャリアは、若き弟子ドワイト・ヨアカムとのデュエットで復活しており、リンゴは自分のオール・スター・バンドでツアーを始めたばかりだった。2人の老練の大根役者が演じるドジなガンマンは、この曲よりも楽しいかも知れない。

『ウェイト・オブ・ザ・ワールド(1992年)

オール・スター・バンドとのツアーの後、ジャズに戻ったリンゴは1992年に約10年ぶりのアルバム『タイム・テイクス・タイム』をレコーディングした。そのリード・シングルは70年代以来の最高の歌となった。まるでスターの仲間であるジョージ・ハリスンからヒントを得たかのように、プロデューサーのドン・ウォズは12弦のギターが揺らめくアレンジでほぼトラヴェリング・ウィルベリーズの雰囲気を再現した。

『カモン!クリスマス(1999年)

スターの1999年のクリスマス・アルバム『アイ・ワナ・ビー・ア・サンタクロース』には『赤鼻のトナカイや『ウィンター・ワンダーランドのような定番から、ビートルズが1967年のクリスマス・メッセージとしてレコーディングした曲である「クリスマス・タイム・イズ・ヒア・アゲイン」まで収録されている。しかしこのプロモ・シングルに関して言えば、スターはバック・ボーカルにジェフ・リンをフィーチャーしたこのサッカー向けの聖歌で、グラム・ロックのルーツに戻った。

Translation by Kise Imai

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