ショーン・ペンが語る:麻薬王エル・チャポとの会談(後編)


ーあなたの生活は? 脱走してから生活はどのように変わったのか? どうやって暮らしているのか?

とても幸せになった。自由になったからだ。

ー麻薬を使ったことはあるか?

ない。何年も前に試したことはある。でも中毒かと聞かれれば違う。

ーどれくらい前に試したのか?

この20年間はどんな麻薬もやっていない。

ー脱走したことで家族を危険な状況に陥れるかもしれないと不安に思わなかったか?

思った。

ー今回の脱走で何かを、または誰かを犠牲にしてでも自由を求めたか?

私は誰かを傷つけようと思ったことはない。神に頼んだだけだ。そしてうまくいった。すべてが完璧だった。そして今ここにいる。神に感謝している。

ーあなたは2回脱走しているが、暴力は使わなかった。これは指摘する意味のあることだ。

それは私の頭に浮かばなかった。これまで目にしてきたことは他の状況では違う展開になる。でもこの状況では私たちはいかなる暴力も使わなかった。

ーあなたについて書かれた記事、テレビでみんなが見ている内容、メキシコで言われていることを踏まえて、メキシコの人に何を伝えたいか?

そうだな、私に言えることは、人々が入り混じった感情を私に抱いているのは正常だということだ。一部の人は私を知っているし、他の人は知らないからだ。それが正常だと言った理由だ。私のことを知らない人は、今回の場合においては私がいい人だと言われてもそうでないと言われても、疑うだろうから。

Translation by Yoko Nagasaka

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