ポール・マッカートニー、『ラブ・ソング・トゥー・ジ・アース』のビデオに出演

ポール・マッカートニー、コルビー・キャレイ、ナターシャ・ベディングフィールド、ショーン・ポール出演の『ラブ・ソング・トゥー・ジ・アース』はこちら

コルビー・キャレイ、ナターシャ・ベディングフィールド、ショーン・ポールも気候変動問題への関心を呼びかける歌のビデオに出演

国連気候変動パリ会議に向けて制作されたオールスター・コラボレーションである『ラブ・ソング・トゥー・ジ・アース』の最新ビデオに、ポール・マッカートニーが出演している。リリック・ビデオは9月に公開されていたが、地球の美しさと気候変動による被害の可能性を探るこの曲の公式ビデオで、マッカートニーはコルビー・キャレイ、ショーン・ポール、ナターシャ・ベディングフィールド、クオリアンカ・キルヒャーらと出演している。このビデオは、温室効果ガス削減を目指す合意の後に公開された。

12月始めに開催されたCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)で、潘基文国連事務総長と各国首脳の前でお披露目されたトレイ・ファンジョイ監督のこのビデオで、マッカートニーは海岸を散歩して海を見つめながら自らが作詞した歌詞を歌っている。受賞経験のあるシネマトグラファー、ルイ・シュワルツバーグがこのビデオの自然の素晴らしいイメージに大きく貢献している。

「世界中の人々がそれぞれの国の首脳に気候変動について行動を起こすよう促すことを目的とした『ラブ・ソング・トゥー・ジ・アース』に携われて嬉しいよ」とマッカートニーは気候変動パリ会議に先立って発表された声明の中で述べている。「僕らはもっと急がなくちゃいけないし、効率的になる必要がある。例えば、再生可能エネルギーに切り替えたり、肉を食べるのを減らしたりね。今週大きな決定が行われる予定だから、地球を守ることが可能な合意に各国政府が確実にサインできるように、自分ができることはなんでもしているんだ。今こそ行動するときだ。だからこの問題をもっと多くの人に広めて欲しいし、僕らの住む星が安全であり続けるように力を貸してほしい」

『ラブ・ソング・トゥー・ジ・アース』は購入が可能。トビー・ガッド、ジョン・シャンクス、ベディングフィールド、ポールによって書かれ、ジョン・ボン・ジョヴィ、シェリル・クロウ、ファーギー、レオナ・ルイス、グー・グー・ドールズのジョニー・レズニック、アンジェリック・キジョ、ニコール・シャージンガー、ケルシー・バレリーニ、クルーウェラ、ヴィクトリア・ジャスティスも参加している。このビデオの売り上げの収益は、国際環境NGOのフレンズ・オブ・ジ・アースと国連財団に寄付される。

「この12月にパリに集まる世界の首脳たちを後押しするために、ポジティブな、気持ちが高まるコーラスの中で、さまざまな声がひとつになるような曲を創りたかった」と、この曲のエグゼクティブ・ディレクターで、ビデオの共同ディレクター兼プロデューサーでもあるジェリー・コープが9月、ローリングストーン誌に語った。「つまり、炭素排出と人為的効果に対して、地球規模の意欲的な気候条約が締結できるよう仕込みたかったんだ。人類の活動がもたらした気候変動が原因だからね」

Translation by Kise Imai

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