若干21歳のDJ、アンソロインタヴュー:俳優アンセル・エルゴートのもうひとつの顔

ー幾つか名前が上がりましたが、あなたがも最も尊敬するアーティストは誰ですか?DJ/プロデューサーとして影響を受けた人は?

スウェーデンのアーティストたちが好きなんだ。みんなすごい音楽を作ってるからね。ダンス・ミュージックにおいては、今やスウェーデンは中心地のひとつと言ってもいいと思う。スウェディッシュ・ハウス・マフィアなんかが特にそうだけど、すごくクールな音楽を作れるだけじゃなくて、多くの人に楽しんでもらえるポップスも作れるというところがすごいと思うんだ。

ダフト・パンクもそういう存在だと思う。彼らはアルバムごとにスタイルを変えるけど、ファンの期待を決して裏切らないからね。彼らのすごいところは、あらゆる層から支持を得ているところだと思うんだ。クールな存在でありつつ、商業的にもすごく成功してる。そういうバランスを取れているアーティストはあまりいないからね。

ーアンソロとして、アイランド・レコーズからのアルバムの発表予定はありますか? ツアーの予定は?

ツアーを企画する前に、まずは人々に自分の音楽を知ってもらいたいんだ。それがあるべき順序だと思う。僕の曲を聴いて、生で観たいって思った人々がショーに足を運んでくれる、それが理想的な形だからね。

まずはシングルの『トゥ・ライフ』がアイランドからリリースされるんだ。今は4曲入りのEPを作っているところだよ。トラックは完成していて、これからヴォーカルを乗せる予定なんだ。『トゥ・ライフ』ではいろんな生楽器をを使っていて、新しさと懐かしさをうまくミックスすることができたと思う。今は腕利きのベーシストにすごいベースラインを弾いてもらいたいと思ってるんだ。次のEPは僕のグルーヴィな面を反映した、新しいディスコサウンドになると思うよ。

DJとしての活動を通じて知り合ったアックスウェルやイングロッソ、それにスティーヴ・アンジェロのようなアーティストたちに、いつも作った曲を聴いてもらってるんだ。昨日はドン・ディアブロに聴いてもらったよ。テイストメーカーの彼らが太鼓判を押してくれたら、もう怖いものなしだからね。次のEPはみんなが思いもしないサウンドになると思う。ラジオ向きのポップス以上のものを作りたかったんだ。ラジオでかかることも大事だけど、フェスティバルで大勢のオーディエンスを踊らせる、リアルなダンス・ミュージックを作りたかったんだよ。

Translation by MASAAKI YOSHIDA

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