ハリソン・フォード人気映画トップ10

photo(Paramount; Lucas Films)

『ブレードランナー』『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』を超える人気作品は?

ハリソン・フォードの操縦する第2次世界大戦時代の飛行機が2015年3月、ロサンゼルスのゴルフ場に墜落したとき、私たちの頭の中は「彼は無事か?」「なんでそんな古い機体で飛んでるんだ?」「もし怪我がひどかったら、『ブレードランナー2』や『スター・ウォーズ』新作の撮影はどうなる?」といった疑問でいっぱいだった。続報がないまま不安に時が過ぎたが、ついに彼が全快するだろうことが伝えられた。頭部に最もひどい切り傷を負ったようだ。そして無事『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開された。
私たちは読者にいちばん好きなハリソン・フォード映画の投票を行った。以下がその結果だ。


10位『推定無罪』
ラストで馬に乗り夕陽のなかへと去っていった『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のすぐ後、ハリソン・フォードはスコット・トゥローの小説『推定無罪』を映画化するため、アラン・パクラ監督とタッグを組んだ。フォードが演じたのは検事で、愛人だった同僚を殺した罪を着せられる。無実の男がどんなに頑張っても潔白を証明できないさまは、ヒッチコックの傑作のような圧倒的無力感がある。この1990年の映画は世界興行収入2億2100万ドルを記録し、フォードにとって素晴らしい10年間の幕開けとなった。


9位『エアフォース・ワン』
ハリソン・フォードがハリウッドのドル箱映画スターではなくなった時期を、はっきり特定するのは難しい。2000年の大作『ホワット・ライズ・ビニース』からとも言えるし、その前の『6デイズ/7ナイツ』や『ランダム・ハーツ』の失敗からとも言える。さらに遡ると、1997年の『エアフォース・ワン』は彼が真のAリストスターだった最後の作品かもしれない。劇中でフォードが演じた大統領は、オバマの抱える問題など取るに足らないと思わせる、セキュリティートラブルに直面した。彼の飛行機は、ゲイリー・オールドマンとロシアの悪党らにハイジャックされる。しかし、この世界的リーダーは彼らがおちょくるべき相手ではなかった。やがて、大統領は素手でテロリストたちを殴り倒し、「私の飛行機から降りろ!」と叫び声を上げる。映画は大ヒットし、世界興行収入3億1500万ドルを記録した。

Translation by Sayaka Honma

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