トム・クルーズ映画、あなたが好きなのは?人気作品ベスト10

3位『マグノリア』
トム・クルーズは『ブギーナイツ』を見た後、ポール・トーマス・アンダーソン監督に連絡し、次回作に出演したいと交渉した。しかし、『マグノリア』の脚本が届いたとき、彼はやや不安だった。アンダーソンが彼にあてた役柄は、「男根を讃えろ!女陰を手なづけろ!」とまくし立てるナンパの達人だったからだ。ファミリー向けの作品に出てきたクルーズにとっては過激な内容だったが、リスクを引き受けた結果、彼はアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

2位『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』は全編通じて観客たちが笑い転げたが、あのハゲでデブで毛深い映画会社重役レス・グロスマンが、実のところトム・クルーズだとは誰ひとり気づかなかった。あの役柄をあまりにもユダヤ人差別だと見なす人も多かったが、映画のヒットには影響せず世界興行収入2億ドル以上を記録。(黒人に扮したロバート・ダウニー・Jr.も登場しており、気分を害する人の心配などしていないことは明白だ)。クルーズにとっては、ユーモアのセンスがあり、企画が良ければ端役でも出演することを証明する、いい機会となった。

1位『トップガン』
トム・クルーズを映画スターにしたのは『卒業白書』だが、『トップガン』は彼をまったくレベルの違う大スターに押し上げた。この映画はアメリカ海軍戦闘機兵器学校を舞台にした、優秀な訓練生たちと競い合うエリートパイロットの物語だ。彼は美しい民間人の教官と恋に落ちるのだが、その時に流れるベルリンの曲「愛は吐息のように」は、彼らのコンサートで毎回必ず最後に演奏された。パロディ映画『ホット・ショット』にも影響を与えたこの作品は、クルーズが再び登場するらしい続編の製作が予定されている。もし実現すれば、彼にとって『ミッション:インポッシブル』シリーズ以外の初の続編となる。

Translation by Sayaka Honma

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