ツェッペリン ジミー・ペイジ:セッションミュージシャン時代の名曲20選

Photo by Wilson Lindsay/Michael Ochs Archives/Getty


ザ・ナッシュヴィル・ティーンズ「タバコ・ロード」(64年)
バンド名からは想像がつかないが、ナッシュヴィル・ティーンズは62年、ペイジの出身地であるイギリス・サリー州で結成された。当時のバンドの多くがそうしたように、ジェリー・リー・ルイスやカール・パーキンスのようなビッグネームのヨーロッパツアーのバックバンドからキャリアをスタートした。(彼らの演奏は、64年に発売されたライヴアルバムの金字塔、ジェリー・リー・ルイスの『ライヴ・アット・ザ・スター・クラブ・ハンブルグ』に収録されている)ティーンズが独立の道を選んで間もないその年の夏、ファーストシングルとなる本作で最大のヒットを記録。ペイジは、後にヤードバーズのマネージャーとなるプロデューサーのミッキー・モストの招きで同曲に参加。印象的なストリング・ベンディングリフを披露している。


オーティス・スパン「スターズ・ミー・アップ」(64年)
戦後のシカゴにおいて最高のブルース・ピアニストのひとりであるオースティン・スパンだが、60年代のアメリカではブルース人気が下降し、サニー・ボーイ・ウィリアムソンIIやハウリン・ウルフなど同時代の多くのプレイヤーと同様、若いファンに歓迎されるヨーロッパへ活動の拠点を移すことを余儀なくされた。64年に発表された本作は、ペイジのハーモニカをギター以上にフィーチャーしており、彼のセッションのキャリアの中でも異彩を放っている。エリック・クラプトンによる同曲のカヴァーでは、ギターがフィーチャーされている。


デイヴ・ベリー「クライング・ゲーム」(64年)
60年代初期のイギリスでは、ギターを弾けるセッションミュージシャンがほしいプロデューサーは決まって、「リトル」・ジム・ペイジか「ビッグ」・ジム・サリヴァンのどちらかに電話をかけた。全英チャート5位を獲得したこのデイヴ・ベリーのヒット曲は、ふたりがフィーチャーされている数多の曲のひとつで、アコースティックギターをペイジが、エレクトリックギターをサリヴァンが担当している。ペイジがセッションミュージシャンを辞めた後もふたりの交流は続き、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムとセカンド・アルバムのアコースティックナンバーをレコーディングする際、サリヴァンはペイジに愛用のギブソン・J200を貸したという。

Translation by Naoko Nozawa

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