アデル ロングインタヴュー番外編 17つのこぼれ話

アデル曰く「『25』というアルバムは、私がどんな形であれ今まで愛してきたすべての人たちに歩み寄り、自分が間違っていたこともあったと認めているのよ」 (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for iHeartRadio)

フィル・コリンズとのコラボレート拒否から、ボノとの雑談まで。アデルの巻頭インタビューから拾ったこぼれ話。

アデルが2015年10月初旬、ローリングストーン誌の巻頭インタビューの取材を受けたとき、まだ『25』は発売されていなかった。数週間後、このアルバムと第1弾シングル「Hello」が、PV視聴回数から発売第1週セールスまであらゆる記録を更新したのだが、この時アデルはそういった可能性には関心を寄せていなかった。

「もし10人しかアルバムを買わなかったとしても構わない。その10人が私を信じてくれたのなら」と語った彼女。「私にとっていちばん大切なのは、信頼されているということ。ただそれだけなの」。アデルが人生と音楽について、さらに語ったことをまとめてみよう。

『25』はマドンナの『Ray of Light』、モービーの『Play』からひそかに影響を受けている。

『Play』というアルバムには、何か神聖なものがあると感じるの」とアデルは語る。「聞いているとそんな気分になるのよ。まったく聖なるものでもなければ、説教じみたものでもないのに。でも、何かあるのよ。多分、ゴスペルみたいなものね。あのアルバムは、未だに生を実感させれくれる。私の母が、あのレコードを持っていたのを覚えているわ。

アデルは、どのストリーミングサービスも利用していない。

それが最新なんだろうけれど、う〜ん」と彼女は語る。「私の知っている子どもたちで、9歳くらいなんだけれどCDが何かさえ知らないのよ! 私は家に自分のCDを出して飾っているの。その意義を証明するために。CDだって、レコード盤みたいに人気が復活するかもしれない。実のところ、カセットテープだってライバル候補に上がってくるかもしれないわ(笑)。私が持っているデスティニーズ・チャイルドは全部カセットよ。(とはいえ、『25』をストリーミングサービスで配信しないという決定は、リリース直前に下された。「今のところ、特に連絡してきたところはない」とアデルのマネージャー、ジョナサン・ディキンズは10月初旬に語っている。「今話していることが、レーベルに話していること、複数のストリーミングサービスの関係者たちに話していることよ」)

Translation by Sayaka Honma

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