米ローリングストーン誌読者が選んだ「アクション映画」ベスト10


3位 『ボーン・アイデンティティー』


02年の夏に『ボーン・アイデンティティー』が公開された時、製作・配給のユニバーサル・ピクチャーズは、本作がその後スピンオフまで生むドル箱シリーズとなり、小さな大陸を丸ごと養える程度の収入を稼ぎ出すことになるとは、夢にも思わなかったに違いない。すべては、記憶を失った元工作員を主人公にしたロバート・ラドラムの80年の小説『暗殺者』を映画化した本作から始まった。『ボーン・アイデンティティー』は世界興収2億1400万ドル(約263億円)を稼ぎ出し、2本の続編が製作された。マット・デイモンが第4作への出演契約を結んだことが先頃報じられたが、それとは別にジェレミー・レナー主演の『ボーン・レガシー』シリーズもある。ボーンだらけと言ってもいいだろうが、金を生む作品だとユニバーサルが判断したのであれば、さらに3、4本のボーン映画が作られたとしても何も不思議なことはないだろう。


2位 『エイリアン』


77年に公開された『スター・ウォーズ』のとてつもない成功を受けて、スタジオ各社は自分たちもSF映画を作ろうと躍起になった。その結果として生まれた駄作が79年の映画版『スター・トレック』だとしたら、その同じ年に発表された傑作がリドリー・スコット監督作『エイリアン』だった。近未来を舞台に、人工冬眠から目覚めた7人の宇宙飛行士が、宇宙船内にエイリアンが侵入していることを知る。ぬめぬめとして醜悪なエイリアンは、だがとてつもなく高い知能の持ち主で、乗組員をひとりずつ殺していく。最後に残されたシガーニー・ウィーバー扮するリプリーが、宇宙船ごとエイリアンを爆破してかろうじて生き延びる。だが、もしリプリーがこの時、続編で自分を待ち受けるさらなる恐怖について知っていたなら、きっと一緒に自爆していたに違いない。


1位 『マッドマックス2』


映画の3部作の場合、第2作が最も傑作となる可能性を秘めている。第1作は往々にして少ない予算で製作され、さらに舞台設定や背景を説明するために、見せ場にたどり着く前に終わってしまう。逆に第3作を作る時点では、スタッフもキャストも消耗していることが多く、失速する。ゆえに、第2作の出来がいちばんというわけだ。

まさにその好例が、ジョージ・ミラー監督、メル・ギブソン主演のアクションシリーズ第2弾『マッドマックス2』だろう。近未来の荒廃したオーストラリアを舞台に、元警察官マックスの戦いを描いた同シリーズ。『マッドマックス2』のマックスは、家族に加えて愛犬までも失い、前作よりもさらに絶望している。しかしそんな中、暴走族に襲われる住民たちを守るために、マックスは再び戦う。昨年、マックス役にメル・ギブソンに代わってトム・ハーディを迎えた30年ぶりのシリーズ新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開された。

Translation by Mari Kiyomiya

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