ガンズ・アンド・ローゼズのクレイジーな瞬間50選(前編):1985年〜1989年


1987年12月19日:アクセル、ボン・ジョヴィのそっくりさん呼ばわりされて暴れ出す
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Photo by Larry Marano/Getty

顔面に一発食らう覚悟があるなら、アクセルに「ボン・ジョヴィに似てる」と言ってみるといい。87年、両者を比較したファンにアクセルはパンチで応酬、シカゴのホテルのロビーで喧嘩になった。翌晩、アリス・クーパーのライヴの前座で、アクセルは本音を吐露した。「くたばれ、ボン・ジョヴィ」 と、アクセルは宣言した。2006年には、ボン・ジョヴィが、13年もアルバムを出していないのにいつもメディアに注目されているとローズを公然と批判して、敵対関係を煽った。


1987年12月:スティーヴン・アドラー、街灯とのバトルに敗れる
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Photo by Larry Marano/Getty

87年、アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』がヒットしだした矢先、ドラムのスティーヴン・アドラーが殴り合いのケンカで目測を誤り街灯の柱を殴り、手を骨折した。ツアーが迫っていたので、バンドはピンチヒッターにシンデレラのドラマー、フレッド・コウリーを立てた。


1987年12月23日:スティーヴン・アドラー、ニッキー・シックスの命を救う
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87年のクリスマスの2日前、スラッシュと当時の恋人とスティーヴン・アドラーは、モトリー・クルーのニッキー・シックスとフランクリン・プラザで大量のコカインを吸っていた。アドラーの回想によると、ヘロインを注射するために一度部屋を出て戻ってくると、ドアが重かったという。意識不明となり紫色に変色したニッキーの体がドアを塞いでいたのだ。アドラーはまだ腕にギプスをしていたが、肩でドアを押し開けて中に入った。スラッシュと恋人はそこにおらず、片腕でシックスをシャワーまで引きずって行った。水をかけても意識が戻らなかったので、瀕死のシックスの顔を腕のギプスで殴り、死の淵から引きずり戻した。翌日、アドラーが病院のシックスを見舞いに行くと、「スティーヴィー、きのうの夜何があった? 顔が死ぬほど痛いんだ」と訊かれたという。

Translation by Naoko Nozawa

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