ガンズ・アンド・ローゼズのクレイジーな瞬間50選(前編):1985年〜1989年


1986年8月:スラッシュ、了解する
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Photo by Marc S Canter/Michael Ochs Archives/Getty Images

テールライトが壊れていたため、ウェスト・ハリウッドの保安官がスラッシュの車を停めた。そして、皮下注射針を見つけた。スラッシュは逮捕され、バンドのメンバー2人が保釈金178ドルを払った。


1986年10月23日:ガンズ・アンド・ローゼズ、アクセル抜きでアリス・クーパーの前座を務める
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Photo by Jack Lue/Michael Ochs Archives/Getty Images

ガンズ・アンド・ローゼズは、アクセル・ローズ抜きでショック・ロックの旗手アリス・クーパーの前座をした。アーリントン・シアターに遅れて到着したアクセルが門前払いを食らったのだ。イジー・スタッドリンは、「ナイトレイン」の歌詞“ガラガラヘビのバッグを脇に抱えて”を“大きなゾウさんを脇にブラブラさせて”にするなど、歌詞をでっち上げた。スラッシュは観客にステージに上がって歌ってくれないかと頼んだ。苛立ちが収まらないバンドは、楽屋をめちゃくちゃに破壊し、鏡を全部割った。


1987年春:アクセル・ローズ、「ロケット・クイーン」にナマの音を加える
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Photo by Jeffrey Mayer/WireImage

87年、アドリアナ・スミスは恋人に浮気された。その恋人とは誰あろう、ガンズ・アンド・ローゼズのドラマー、スティーヴン・アドラーだ。だから、アクセル・ローズが19歳の彼女をスタジオに招き入れ「ロケット・クイーン」の最後のオーバーダブを手伝ってくれと言ったとき、自分の役目がアクセルとセックスしてあらん限りの大声を上げることであっても構わないとスミスは思った。スミスにとって、これはアドラーに復讐するチャンスだったし、何より、酒に酔った彼女にはアクセルが「めちゃくちゃすてき」に思えた。アクセルは本番中、しきりにスミスに迫真の演技を求め、「いいぞ、アドリアナ、雰囲気出せ。演技はよせ!」と呻いた。スミスはこの行為に加担したことを後悔し、「罪悪感と羞恥心」からドラッグとアルコールに溺れた。彼女は今、ドラッグとアルコール依存症のカウンセラーをしている。

Translation by Naoko Nozawa

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