レイア姫キャリー・フィッシャーロングインタヴュー: 「私の心がスター・ウォーズから離れたことは一度もないわ」

ー今でも彼があなたをナーバスにさせることはありますか?

そうね。でも今は私も大人だから、対処の仕方もわかってる。当時は19歳の少女だったから、そうはいかなかったわ。彼にしてみれば、私なんて子供だったもの。彼のことを表現するとしたら、「気を許すことができない」存在だと思うわ。さっきは威圧感があるって言ったけど、決して悪い意味ではないの。でも他人を簡単に寄せつけないオーラを持っていることは確かね。いつもできるだけ彼の視界に入らないようにしてたわ。遅い時間に彼の視線を感じたら、悶々としちゃうかもしれないもの(笑)。

ー彼は当時34歳で、あなたは19歳。彼はあなたにとって大人の男性だったということですね。

私も自分の奔放な発言で他人を困らせてしまうことがあるけど、それは自分自身を守るためなの。でも彼には通用しないわ。彼はたとえ動揺しても、決して顔に出したりはしないの。

『エピソード4/新たなる希望』では、マークがあなたにぞっこんになっているという見方もあります。

そうだったのかもね。少なくとも面と向かって言われたことはなかったけど。毎日顔を合わせるわけだし、関係を気まずくする可能性があるようなことはできなかったと思うわ。

ー最終的に、あなたは自分にレイア姫のイメージがつきまとうことを受け入れたのでしょうか?

抗っても仕方ないもの。私は自分のキャリアを誇りに思っているわ。特に私のワンマンショー(舞台『ウィッシュフル・シンキング』)では、私が学んだことすべてを反映できたと思うの。もしかすると、私には映画よりも舞台の方が向いているのかもしれないわ。

ー私はHBOで放送されたものを観ただけなんですが、舞台版の魅力の80パーセントくらいは理解できていると思っていいんでしょうか?

生の舞台とはやっぱり違うわね。舞台では私と観衆のやりとりがあって、それがすごく重要な要素になっているの。ファンとの対話から学ぶことは本当に多いのよ。

ー本にすべき内容は尽きませんね。

執筆なんてやめてしまおうかと思うこともよくあるけど、自分自身のことを文章にするんだから、ちゃんとしないとね。自分でも驚くぐらい波乱万丈の人生だなって思うわ。ノンフィクションだとは思えないほどにね。

Translation by Masaaki Yoshida

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