今年で音楽活動45周年を迎えた鈴木慶一。00年代には曽我部恵一とのコラボ3部作で新境地を拓いたが、セルフプロデュースとしては24年ぶりのソロアルバムを完成させた。鈴木のマニアックな音楽性が発揮されていて、重層的に組み立てられたサウンドや意表を突いたアレンジで音の迷宮を作り上げつつ、メロディは親しみやすい。ゲストには、あだち麗三郎、澤部 渡、鈴木博文、上野洋子などのメンツが参加。混沌としていながらも醒めている、狂気と紙一重のマエストロぶりはヴァン・ダイク・パークスを彷彿させたりも。

RollingStoneJapan編集部

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