『19』『21』とタイトルに年齢を刻み込んできたアデル。結婚、出産という人生の節目を経てリリースされる新作のテーマは“償い”らしい。ブルーノ・マーズやデンジャー・マウスなど有名どころに混じって、最近彼女が気に入っている若手シンガー・ソングライター、トバイアス・ジェッソ・Jr.が曲を提供(大抜擢!)。デビュー時から19歳とは思えない“重み”を感じさせるシンガーだったが、本作ではサウンドの装飾を控えて、誠実すぎるほど誠実に自分自身と向き合っている。聴く者を正座させるような歌声の力は、もはやベテランの領域。

RollingStoneJapan編集部

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