サウンズ・グッド・フィールズ・グッド

 オーストラリア出身の4人組、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは昨年、“あそこに立ってる彼女は完璧/俺のアメリカンアパレルの下着を着てる”と歌う「シー・ルックス・ソー・パーフェクト」で大ブレイク。キャッチー&キュートという点ではライバルでもあるワン・ダイレクションのオープニング・アクトとしてスタートした彼らだが、音楽性は完全に異なっている。ギターを弾き、まずまずの楽曲を自作。そのポップなパンクサウンドは、バックストリート・ボーイズというよりもブリンク182を彷彿させる。

 今回のセカンドアルバムでも、彼らはその愛らしさを損なうことなく、同時に自分たちの音楽的知識と野望を見せつける。「ヘイ・エヴリバディ!」は、デュラン・デュランの「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」にそっくりなメロディ。またマイケル・クリフォードがマイクを取った「パーマネント・ヴァケーション」は彼のビリー・ジョー・アームストロングのモノマネが最高の1曲だ。

 この4人は、他のどのパンキッシュなバンドよりも多くの10代の少女をファンにしてきた。つまり彼らは、異性を不快な宇宙人の如く扱う、これまでのバンドのようにはなり得ないということだ。しかし悲しいかな、彼らのヒット曲「シーズ・カインダ・ホット」では、このルールが唯一破られる。セクシーなガールフレンドがうるさく小言をいうことについて、不平をがなるルーク・ヘミングス。メンバー全員をひっ捕まえて風呂で溺れさせたくなる曲だ。しかしたいていの曲では、彼らの倍以上の年をくったバンドよりガッツがあると感じられる。

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